RSBによる研修会
お久しぶりです,えみゅ~です。
研修行って,フランス行って,
なんやかんやしてたら1ヶ月経ってしもうた (^O^)/
それはそうと,
昨日窓を勢いよく閉めたら,うまく閉まらなくて,
よくよく見たら,ヤモリが挟まれてお亡くなりになってました。
ひぃ~ ( ;∀;)
ルワンダの虫とかって,基本動きが遅いんですよね・・・
なんでだろ?
さて,少し前の話ですが,6月17~21日まで
RSB(Rwanda Standards Board)による研修会に参加してきました!
写真の左側が本館でコントロール室などが入ってます。
拡張に次ぐ拡張で,運転管理室が一応デジタルとなっています。
(あんまり活かされてないんだけど (^_^;))
今回の研修の目的は,
「正確な検査結果を出すために必要なことを学ぶ」
ということで,ISO17025を参考に行われました。
*ISO17025とは
「ISO(国際標準化機構)によって策定された,
試験所及び構成機関の能力に関する一般要求事項の国際標準規格」 by Wikipedia
ということで,
検査所が「正確な検査結果を出す能力がありますよー」ということを
証明するための国際規格です。
検査から報告までの管理(誰が,どの方法で,どんな環境下で,
どの試薬,どの機械を使って検査したか,など)と,
検査員の技術向上,検査の精度管理,などなど
検査に関わる全てのことについての国際的な指南書です。
研修の内容は
1日目 ISO17025概要(管理上の要求事項,技術的要求事項)
2日目 品質管理,精度管理とは(手順書,システム,教育,精度管理の方法など)
3日目 精度管理の方法,測定のバリデーション
4日目 測定のバリデーション,不確かさ
5日目 測定の不確かさ,トレーサビリティー,理解度確認テスト
5日間,けっこうがっつりな内容でした。
朝9時から夜6時まで,頑張った!!
バリデーションや不確かさについては,
標準偏差,正規分布,t-分布,Zスコア,不確かさの合成,などなど,
日本語でも理解が難しい内容で,久々に頭フル回転 (^_^;)
統計,むずい (@_@)
ここでルワンダと日本の教育の違いを実感~。
以下ルワンダあるある!
パワポがほとんど文字
定義と公式の提示のみで,公式の意味やどういうときに公式を使うのかの説明が少ない
↑ 学校でも定義や公式の暗記が多くて,
自分で考えるということが少ないんですよね(by学校隊員)
小数点を含む足し算,引き算ができない
1.2-0.5 とかね。
RSBの職員ができなかったとき,驚愕した (゜o゜)
計算は全部スマホ
四則演算もルートも
最後の理解度確認テストがむずい
学校のテストでも,10点満点で平均点が1桁台とかあるらしい
最後のテストのフィードバックがない
答え合わせして!
すっごい難しいことはやるけど,有効数字とか四捨五入とかの簡単なことはやらない
この内容についていけたら超人が作れるが,それは一握り。
ほとんどの人が理解していない。
個人的には有効数字をきちんとしてほしい,1回説明したけど伝わらなかった。
研修中なのに電話する
休憩したがる
タイムスケジュール通りに進まない,話が止まらない
ていうか,不確かさを求める前に,やることいっぱいあるぜ
教育って何が正解とかないけど,
日本人としては基礎をしっかりやってほしいと思ってしまう。
んで,もっと現実に合った精度管理をやってほしい。
ずっと言ってるんだけど,伝わらないんだよな・・・。
とりあえず今後も案だけは出していこう,
採用するしないはルワンダ人が選択すべきだしね。
今回の研修で,自分はけっこう勉強になったけど,
この研修の内容を使って,今の検査所を精度管理をしていくには
いろいろ足りなすぎる (@_@)
機器分析が少なく,人の手が入る分析が多いので,
誤差はどんどん増えていくし,扱っている器具や薬品も
精度の高いものではないので,ばらつきをなくすのも一苦労。
なかなか…ですな。
でも今回の研修内容のレビューをしたいと
検査所職員が言ってくれたので,
再度,現状でもできる精度管理を提案したいと思います!