Tomorrow is another day!

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アラサー,青年海外協力隊としてルワンダへ行く♪

RSBによる研修会

 お久しぶりです,えみゅ~です。

 

 研修行って,フランス行って,

 なんやかんやしてたら1ヶ月経ってしもうた (^O^)/

 

 それはそうと,

 昨日窓を勢いよく閉めたら,うまく閉まらなくて,

 よくよく見たら,ヤモリが挟まれてお亡くなりになってました。

 ひぃ~ ( ;∀;)

 ルワンダの虫とかって,基本動きが遅いんですよね・・・

 なんでだろ?

 

 

 さて,少し前の話ですが,6月17~21日まで

 RSB(Rwanda Standards Board)による研修会に参加してきました!

 場所はキガリにあるンゾベ浄水場

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 写真の左側が本館でコントロール室などが入ってます。

 

 日量80,000m3ルワンダで一番大きい浄水場

 拡張に次ぐ拡張で,運転管理室が一応デジタルとなっています。

 (あんまり活かされてないんだけど (^_^;))

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 今回の研修目的は,

 「正確な検査結果を出すために必要なことを学ぶ」

 ということで,ISO17025を参考に行われました。

 

 *ISO17025とは

 「ISO(国際標準化機構)によって策定された,

  試験所及び構成機関の能力に関する一般要求事項の国際標準規格」 by Wikipedia

 ということで,

 検査所が「正確な検査結果を出す能力がありますよー」ということを

 証明するための国際規格です。

 検査から報告までの管理(誰が,どの方法で,どんな環境下で,

 どの試薬,どの機械を使って検査したか,など)と,

 検査員の技術向上,検査の精度管理,などなど

 検査に関わる全てのことについての国際的な指南書です。

 

 研修の内容

1日目 ISO17025概要(管理上の要求事項,技術的要求事項)

2日目 品質管理,精度管理とは(手順書,システム,教育,精度管理の方法など)

3日目 精度管理の方法,測定のバリデーション

4日目 測定のバリデーション,不確かさ

5日目 測定の不確かさ,トレーサビリティー,理解度確認テスト

 

 5日間,けっこうがっつりな内容でした。

 朝9時から夜6時まで,頑張った!!

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 バリデーション不確かさについては,

 標準偏差正規分布t-分布Zスコア不確かさの合成などなど,

 日本語でも理解が難しい内容で,久々に頭フル回転 (^_^;)

 統計,むずい (@_@)

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 ここでルワンダ日本教育の違いを実感~。

 以下ルワンダあるある!

パワポがほとんど文字

定義と公式の提示のみで,公式の意味やどういうときに公式を使うのかの説明が少ない

 ↑  学校でも定義や公式の暗記が多くて,

  自分で考えるということが少ないんですよね(by学校隊員)

小数点を含む足し算,引き算ができない

 1.2-0.5 とかね。

 RSBの職員ができなかったとき,驚愕した (゜o゜)

計算は全部スマホ

 四則演算もルートも

最後の理解度確認テストがむずい

 学校のテストでも,10点満点で平均点が1桁台とかあるらしい

最後のテストのフィードバックがない

 答え合わせして!

すっごい難しいことはやるけど,有効数字とか四捨五入とかの簡単なことはやらない

 この内容についていけたら超人が作れるが,それは一握り。

 ほとんどの人が理解していない。

 個人的には有効数字をきちんとしてほしい,1回説明したけど伝わらなかった。

研修中なのに電話する

休憩したがる

タイムスケジュール通りに進まない,話が止まらない

ていうか,不確かさを求める前に,やることいっぱいあるぜ

 

 教育って何が正解とかないけど,

 日本人としては基礎をしっかりやってほしいと思ってしまう。

 んで,もっと現実に合った精度管理をやってほしい。

 ずっと言ってるんだけど,伝わらないんだよな・・・。

 とりあえず今後も案だけは出していこう,

 採用するしないはルワンダ人が選択すべきだしね。

 

 今回の研修で,自分はけっこう勉強になったけど,

 この研修の内容を使って,今の検査所を精度管理をしていくには

 いろいろ足りなすぎる (@_@)

 機器分析が少なく,人の手が入る分析が多いので,

 誤差はどんどん増えていくし,扱っている器具や薬品も

 精度の高いものではないので,ばらつきをなくすのも一苦労。

 

 なかなか…ですな。

 

 でも今回の研修内容のレビューをしたい

 検査所職員が言ってくれたので,

 再度,現状でもできる精度管理を提案したいと思います!