ルワンダの浄水場(都会編)
ご無沙汰してます,えみゅ~です。
週1で行ってるボルダリング。
世界中から様々な人が集まってます。
アメリカ,カナダ,イタリア,あとはヨーロッパのどっか。
(フランス語で話してたりする)
アジア圏は日本しか今のところいません。
「日本はクライミング強いし,人気なんだよね!」
ってカナダ人クライマーに言われました (*^^*)
すごいぞ,日本人 (笑)
皆の共通語は英語。皆さん英語がお上手で (^_^;)
ルワンダに住んでるから,
当たり前田のクラッカーなんだけど(古っ),
英語が世界共通語なのを実感させられます。
頑張れ,自分!!
という訳で,久々に浄水場の話です~。
1月にルワンダのカガメ大統領が来日した際に取り交わした
「Nzove-Ntora間のパイプライン強化」
に関わってくるNzove(ンゾベ)浄水場です。
Nzove浄水場
処理水量,80,000m3/day。
検査所から車で15分くらい。
この浄水場の目の前に
「SKOL(スコール)」という
ルワンダ産ビール工場があります。
↓ SKOL
ルワンダビールの中では飲みやすいし,美味しいと思う!
SKOL工場の敷地面積はかなり広く,
(浄水場よりも広いんじゃないかな)
SKOLと書かれたトラックが
たくさん走ってました。
SKOLの値段としては
300mL瓶で750Rwf(ルワンダフラン)
なので,
日本円で約100円。
ま,首都なんで,物価高めです (^_^;)
ちなみに浄水場の水はこの工場でも,
使われているそうです。
で,肝心の浄水場はこちら ↓
2018年3月に新しく増設した施設を
立ち上げてます。
今回拡張するのは3回目らしく,
一番古い施設は10年以上まえのもの,
二番目に古い施設は1年前に立ち上げたもの
だそうです。
写真に写っているのは
二番目に古い施設の外観。
処理方式は
沈殿→砂ろ過
の通常処理。
日本で言うスタンダードな処理方式。
けど,砂ろ過がちょっと変わり種。
この浄水場,
Culligunというアメリカの会社が支援に入っていて,
随所にCulligun感を出してきます。
とりあえず取水場からスタート。
↓ 最近できた取水場
↓ 原水は河川(Nyabarongo river)。
↑ 原水は常に茶色。
でも成分が土砂が大半なので,沈殿しやすい。
↑ 電気設備
取水場は浄水場から歩いて3分。
すぐ目の前にあります。
続いて浄水場内。
↓ 急速撹拌池
ここで原水に凝集剤を注入し,濁質を取り除く準備をします。
↓ 沈殿池
濁質が凝集剤により塊となって,沈殿。
時間をかけて沈殿させます。
↓ 砂ろ過池
沈殿のあと,細かい濁質を取り除くため,砂でろ過します。
この砂ろ過がたぶんCulligan社の特殊なやつで,
タンクの中に砂が入っていて,圧かけてろ過しているらしい。
個人的には普通に大気圧でろ過した方が,維持管理が楽な気がする。
土地も余ってるし・・・。
↓ 浄水池
最後に消毒して,浄水の出来上がり!!
この池に貯めておきます。
↓ 送水ポンプ
各地へ送水!!
↓ 薬注庫
ここで薬品注入率の調整。
↓ 立派な中央コントロール室
ここ住めるぐらい綺麗 (笑)
この電子モニターは,最大限活かされてはいない (;・∀・)
↓ 水質検査室
中央コントロール室と同じくらい立派にしてくれたら,
良かったのに・・・ (>_<)
ざっと浄水場紹介でした!
Culliganが入っているせいか,そこそこ維持管理されている印象。
新しいですしね~。
原水の濁度が驚くほど高くなるので,
そこを上手くコントロールできるといいかな~。
(薬注とか取水停止とか,もろもろ)
最近はなかなか浄水場行けてないので,
行ける機会を見つけて行こうと思います!!