外部監査 ~from RSB~
どーも,えみゅ~です。
さて,10月10日はWASAC検査所で
RSB (Rwanda Standard Board) による外部監査でした。
RSBは日本で言う農水省+厚労省+JIS機構みたいなもので,
飲用水,農産物,排水などの基準値制定や検査を行っている省庁。
RSBはISO17025をもとに,
ルワンダ内の検査所を整備していくことが狙いです。
監査前からいろいろとツッコミどころ満載 (笑)
10月9日 監査前日
監査前日は書類作成と模様替えで,てんやわんや (^_^;)
書類は,ほぼほぼUS EPA(アメリカ環境保護庁)の手順書とか
(ISOは買わないと見られないけど,US EPAはネットに書類が落ちてる)
分析機器に添付してある書類をそのまま印刷しましたみたいな感じで,
書類の中身と実態はかけ離れているという。
参考にするのはいいけど,出来もしないことを書くのはちょっと・・・。
しかも絶対全部理解してないし。
なんだろうな・・・
ルワンダは高い目標を置くことを美徳としていて,
目標は達成できなくても良い,みたいな風潮だから,
書類だけは完璧なもの作りたかったのかな~。
にしてもね~,書類作成時にもいろいろ意見言ったんだけど,
なかなか反映されず・・・。
まぁ決めるのはルワンダ人なのでね。
選択肢の幅を広げられればと思います。
そして,問題の模様替え。
9日は一日掃除部隊もいて,「年末かっ」ていうぐらいの大掃除でした。
気付いたら,壁に周期表のポスター貼ってあるし,
↑ これよりもっと大事なことがあるんじゃ・・・ (;・∀・)
冷蔵庫壊れてたのに,急ピッチで修理してるし,
ピペット置き場移動してるし,
普段ビーカー棚に入れないのに入れてるし。
んで,極めつけは17時から始まった模様替え。
↑ え,今やる?
備品倉庫だった部屋が,あっという間にインキュベーションルームに ( ゚Д゚)
(インキュベーションは主に生物培養に使います。)
↑ 出来上がったインキュベーションルーム
「部屋作るのはいいけど,備品どこ行った?」と備品探しに行ったら,
薬品庫にぶち込まれているという (^^;)
Oh, My God !
監査で在庫とか見られないの?
っていうか,薬品も備品も結構な頻度で出し入れしたり,
他の浄水場にあげたりしてるけど,どうすんのこれ?
と,監査前日はこんな感じ (^_^;)
在庫管理への道は遠い・・・。
10月10日 監査当日
監査当日は,8時半~14時半まで休憩なしで,みっちり監査。
RSBの職員さん,気を使ってくれたのか,
ところどころ英語で話してくれたので,中身はなんとなく理解。
厳しく追及されていたのは,
検査依頼-採水-検査-結果書発行までの流れと責任の所在,
生データの取り扱い,
検査所の職員のコンピテンス(能力とか資格とか)管理,
精度管理。
在庫管理や手順書の中身はほぼほぼ触れられませんでした。
良かったのか悪かったのか・・・。
コンピテンスは事あるごとに聞こえてくる単語でした。
流行ってんのかな?(笑)
あと精度管理は,「添加回収試験をやれ」とすごく言われました。
今は添加試験ができるほどのスキルがないし,
そもそも下限値設定も感度確認方法も確立できてないから,
そっちを先にやるべきでは?とRSB職員に言ったのですが,
「それは精度管理ではない,バリデーションだ。」と言われ,
聞き入れてもらえず・・・。
まぁバリデーションなのは分かるけど,Step by Stepだよ!!
いきなり添加試験やるのは腑に落ちない (@_@)
標準原液もそろってないのに,ね。
基礎,大事にしよう!
ぼちぼちやっていこうと思います。