Tomorrow is another day!

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アラサー,青年海外協力隊としてルワンダへ行く♪

検査所を見て,ワクワクが止まらなかった件(@RSB)

 ども,えみゅ~です。 

 日本で頻繁に使ってた検査用語がすぐ出てこなくて,

 焦りを感じた今日この頃です。

  劣化してる (^^;)

 

 この前10月10日の外部監査で,RSBにぐいぐい言われたので,

 

water-woman78.hatenablog.com

 

 「じゃあ,そのRSBはどうなんだい?」と,

 先日RSB(Rwanda Standards Board)の検査所潜入してきました!

 いや~,たくさん検査機器があって,フラスコとかもきちんとあって,

 (WASACはフラスコでさえ,不足している)

 思ったより100倍くらい(←失礼)素晴らしい検査所でした (*^^*)

 検査所見て,こんなにワクワクできると思わなかった (笑)

 

RSB 【概要】

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 RSBは大きく分けて4つの部署から成り立ってます。

National Standard Division(基準設定,品質管理など)

National Certification Division(認可)

National Quality Testing Laboratory Division(検査)

National Metrology Services Division(計量(電気・機械))

 ISO9001を取得しているだけあって,きちんとしてました (笑)

 

 で,今回潜入したのは,

 “National Quality Testing Laboratory Division”

 食品や農作物,薬,飲料水などの検査をしている部署!

 外部(民間企業等)からの依頼で,検査を行います。

 

 この検査部も4つに分かれていて,

Material Testing Laboratories Unit(物質系

Biotechnology Laboratories Unit(バイオ系)

Chemical Laboratories Unit(化学系)

Medical & Pharmaceutical Testing Unit(薬系)

 とありまして,

 「できれば4つとも見たい!」とお願いしたいのですが,

 時間の都合上,

 化学系薬系の2ユニットだけ案内してもらいました。

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 ↑ 入口

 

Chemical Laboratories Unit(化学系)

 まずは,農作物など固体系のサンプルを扱うところ。

 ↓ サンプル置き場

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 雑多に置かれている感じが少し不安 (^_^;)

 

 ↓ HPLCなどなど

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 ドラフトもきちんとついていて,感動。

 

 ↓ 天秤室

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 天秤室があることに感動!

 しかもデシケータまで完備。

 

 ↓ 陰イオン類測定装置

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 これは初対面。

 サンプルと試薬をこの機械の中で反応させ,

 UVや蛍光,IRなどで検出できるそう。

 

 

 次に飲料水系のサンプルを扱うところ。

 ↓ サンプル置き場

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 基本サンプルは室温です。

 日本だとサンプルは冷蔵庫保管なので,なんだか違和感。

 ちなみに写真にあるJibu(ジブ)は飲み水として,売られています。

 うちもこのJibuの20Lボトルに常時お世話になってます。

 

 ↓ 一般試験室

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 滴定やpH,濁度などの基本項目を測定。

 MilliQ水(超純水)があってテンション上がる !(^^)!

 

 WASACにも欲しい・・・。

 WASAC,蒸留水しかないのよね・・・。

 

 ↓ GC-MS,LC-MSなどの部屋

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 空調がきちんと効いていて,驚き!

 ルワンダは極寒にも極暑にもならないから,

 基本クーラーは見かけないのです。

 超高級ホテル以外で初めてクーラーを見た ( ゚Д゚)

 

 分析機器は,

 AAS,ICP-MSHPLC,LC-MS,GC-MSと一通りそろっていました!

 メーカーとしてはAgilentが多かったかな~。

 

 

Medical & Pharmaceutical Testing Unit(薬系)

 医療系(薬など)のサンプルを扱うところ。

 溶媒とか濃縮用の装置が置いてありました。

 薬系はカプセルとかタブレット状のものが多いので,

 砕いたり,溶かしたり,前処理が水よりも多い感じ。

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 一つ一つ説明してくれたんだけど,

 このユニットの説明してくれた人が,まぁ早口で (^^;)

 あんまり聞き取れなかった・・・ごめんよ~。

 

 ↓ 天秤室

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 かなり広く,いい部屋 (笑)

 

 ↓ 顕微鏡FTIR

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 分析機器は,LC,HPLCGCなどなど。

 

 

まとめ

 きちんと部屋が分かれていて,空調も効いてて,

 立派な検査所でした!

 ここで,バイトしたい (笑)

 

 これだけ機器があると管理が大変そうですが,

 機器のメンテナンスは基本職員が行って,

 どうしても修理できないときは

 南アフリカのAgilent支社から技術者を呼ぶそうです。

 

 これだけきちんとしている検査所があるのに,

 WASACの検査所がポンコツなのはどうしてだろうか・・・。

 しかもRSBの人曰く,

 「WASACはお金あるから,標準原液とかフラスコとか

  普通に買えるはずだよ」

 だって (@_@)

 今まで散々「WASACにはお金ない~」って言ってたのは何故?

 電気代も払えないのは何故?

 使いどころが間違っているとしか思えない ( ;∀;)

 

 本当に必要なものを買ってほしいものです。

 

 

 

【おまけ】

 RSBで何の項目が測定できて,

 いくらぐらいで水道水を測定できるか,知りたかったので,

 帰り際に,受付で項目と金額の一覧表があるか聞いたら,全然通じない・・・。

 普通,測定できる項目と金額の一覧って,皆気になるところなんじゃないの!?

 どうやら,自分で項目を絞ってこないと金額は出せないようです。

 何の項目測定できるか知らないのに,絞れるかっ!!

 項目と金額の一覧は諦めて,項目の一覧だけお願いしました。

 で,30分かけて出てきたのがRSBの内部文書の一部のコピーっていう (^^;)

 しかも有機物系の項目抜けてるし。

 「ここはルワンダクオリティーなんですね」

 帰り道にガッカリした出来事でした (笑)